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薬剤性要因

薬剤性EDと改善法

EDになる原因のひとつに『薬剤制ED』というものがあります。こちらは、服用している薬がEDを引き起こす原因となるもので、報告されている薬剤としては、中枢神経や末梢神経に作用する薬や循環器系に作用する薬、消化管に作用する薬などが挙げられます。

中でも特に高血圧の治療に必要な降圧薬や、精神疾患系の薬で、薬剤性ED発生の報告が多くされています。

薬剤性EDが疑われる場合、その薬の服用を止めることでEDが改善される可能性は多いにあります。しかし、こうした薬の場合、病気などの理由があって医師から処方され、服用しているはずですから、医師の判断なしに服用を止めることはしてはいけません。まずは医師にEDの症状について相談をして、服用の中止や減量、または他の薬や治療法への変更ができるかどうか検討してもらいましょう。

医師からは『まずは病気をしっかりと治療してから』という判断が下るかもしれませんが、薬剤性EDの場合、体が健康になり、原因となっている薬を服用せずに済むようになれば、EDも同時に改善するはずです。あきらめずに治療に専念しましょう。

うつ病治療薬とEDの関係

薬剤性EDと深い関係にある病気が「うつ」です。うつは不安や焦り、悲しみなどに心を支配されて気分が落ちこみ、何もする気が起きなかったり、希望が持てなくなったり、食欲低下や不眠症、だるさなど、様々な症状がみられる精神疾患です。

うつ病を改善するために処方される治療薬(抗うつ剤、抗精神病剤、催眠鎮静剤など)には、EDを引き起こす可能性があると言われており、これらの薬の添付文書には副作用のひとつとしても明記されています。

うつ病などの精神疾患薬は、ドーパミンやセロトニンという脳内の神経伝達物質に影響しますが、これが性欲を失わせるという副作用を招くことがあるのです。

なお、うつ病自体が心因性EDとしてEDの原因になることも大いにあります。しかしED治療薬と併用できる抗うつ剤もありますので、まずは医師に相談してみましょう。

薬剤を服用したからと言って必ずEDになるわけではない

薬剤性EDについてはまだ不明な点も多く、上記で名前を挙げた薬を服用したからといって必ずEDになるわけではありません。また、薬によっても発生率や症状が異なるものです。生理学的な根拠がある薬と明確な根拠のない薬では、その傾向はますます顕著です。

さらに、EDを発症した際に「薬剤性EDの原因になる可能性がある」と言われている薬を服用していたとしても、 器質性EDや心因性EDなど他の原因によるED発症の可能性も高い確率であるのです。

なんらかの薬を服用している場合は、自己判断せずに医師に相談の上、ED治療薬の併用が可能かどうかなど、検討してもらうようにしましょう。